復習管理システムの妥当性について
お気に入り画面のシャドーイング機能で、復習量がすぐに重くなりすぎないかを確認するため、現在の復習管理システムで 30 日間のシミュレーションを行いました。
このシミュレーションでは、アプリ内で実際に使っているアルゴリズムをそのまま使っています。理想化した別ルールではありません。
シミュレーション条件
60 件の保存済み文を含むリストを想定しました。
毎日シャドーイングモードに入ると、システムは現在の復習負荷に応じて次の内容を自動生成します。
- 今日の復習
- 新しい文のおすすめ
シミュレーションでは、ユーザーが毎日システムに提示された「今日の復習」と「新しい文のおすすめ」をちょうど完了し、「その他の今日以外のシャドーイング内容」は追加で練習しないと仮定しました。
各文の 1 日の目標回数は 2 回です。つまり、ある文が `0/2` と表示されている場合、`2/2` まで進んだ時点で、その日のタスク完了とみなされます。
システムはどのようにペースを制御するのか?
システムはまず期限の来た復習を優先し、その日の復習負荷に応じて新しい文を何件すすめるかを決めます。
現在のルールはおおよそ次の通りです。
- 復習負荷がない場合、最大 5 件の新しい文をすすめる
- 期限の来た復習が 1-3 件の場合、4 件の新しい文をすすめる
- 期限の来た復習が 4-8 件の場合、3 件の新しい文をすすめる
- 期限の来た復習が 9 件の場合、2 件の新しい文をすすめる
- 期限の来た復習が 10 件以上の場合、1 件だけ新しい文をすすめる
復習間隔も徐々に長くなります。文を完了すると、1 日後、3 日後、7 日後、14 日後、30 日後といった間隔で再び復習に戻ってきます。
30 日間のシミュレーション結果
この 30 日間で、60 件すべての文がシャドーイングシステムに入りました。
21 日目には、60 件すべての文が一度はカバーされました。つまり、ユーザーが毎日のシステム提示内容を安定して完了できる場合、現在のアルゴリズムは中規模のお気に入りリストを 1 か月以内に少しずつ練習へ取り込めます。最初からすべてを一度に押し付けるわけではありません。
30 日間で合計 504 回のシャドーイング記録が作られ、1 文あたり平均約 8.4 回でした。
最終的な回数分布は次の通りです。
- 18 件の文が 10 回読まれた
- 36 件の文が 8 回読まれた
- 6 件の文が 6 回読まれた
この分布は想定通りです。早くシステムに入った文ほど 30 日間で多くの復習ラウンドを経験し、後から入った文は回数が少なめですが、それでも複数日・複数ラウンドのシャドーイングを完了しています。
毎日の負荷は増えすぎないか?
シミュレーションでは、多くの日でタスク量は比較的安定していました。
1 日の最大タスク量は 12 件でした。多くの日はおよそ 6〜11 件程度でした。
これは、現在の新しい文の推薦数制限が、復習負荷の急増を抑えるのに有効であることを示しています。システムは新しい内容だけを無制限にすすめるのではなく、復習圧力が高くなると新しい文の数を自動的に減らします。
この推演から分かったこと
現在の復習管理システムは、シャドーイング第一版のデフォルト設定として適しています。
できることは次の通りです。
- 期限が来た復習を優先する
- 負荷が軽いときに新しい文を少しずつ導入する
- 期限の来た復習を隠さず、すべて表示する
- 1 日、3 日、7 日、14 日などの重要な間隔で文を再登場させる
- 1 か月以内に中規模のお気に入りリストを段階的に練習へ取り込む
もちろん、これはすべてのユーザーにとって絶対に最適な固定プランではありません。保存数、練習時間、言語力は人によって異なります。今後も実際の使用感を見ながら、新しい文の数、復習間隔を調整していきます。
このシステムの目的は、タスクを消化させることではありません。毎日比較的軽い負担で、本当に身につける価値のある文を継続的に繰り返せるようにすることです。
